iPhoneカメラを使う

いつも持ち歩くiPhoneだから写真を利用してライフログ的に残している方も多いのではないでしょうか。写真共有サービスのflickrのブランド別順位(2013-08-21)でCanon, Nikonに次いでAppleが来ていることから世界中でどれだけ使われているか、ってことですよね。

さて、iOS6にビルトインされているカメラアプリは万人向けに用意されたとても簡単に利用できるカメラアプリです。カメラの知識がなくてもシャッターボタンを押せば記録が残せます。しかし、ちょっとカメラのことに詳しくなるともっときれいな写真が撮れるようになります。

重要となるのが焦点(ピント)と露出(明るさ)の2点です。

焦点とは被写体がはっきりくっきり見える部分ですね。「ピントが合っている」とか「ピントが外れている」とか云ったりします。焦点がどうやって決まるかというと被写体との距離です。よく勘違いされるのが焦点は点ではなく面であることです。iPhoneの裏面と平行して、目の前に大きな見えない壁があるように想像してください。その壁の面に焦点が合います。焦点を合わせづらい時は同じ距離の別のものに焦点を合わせれば「ピントの合った」写真になります。また、壁の厚みを被写界深度と云います。ピントが合って見える部分です。これはまた別の機会に。

露出とは写真全体の明るさのことを云います。撮った写真が見た目と違って、暗かったり明るかったりした経験がありませんか? 明暗差がないところでは起こらないのに、明暗差がある屋外とかで起こります。これはカメラが人間の目より明暗差を認識できないまたは表現できないために起こります。これを解決するために、明るい写真と暗い写真、その中間の写真の3枚を撮影して合成することによって人間の見た目に近づける技術をHDR(ハイダイナミックレンジ)と云います。ただ3枚を同時に撮影するので時間がかかります。なので被写体が動くものだとぶれた写真となりますので静止しているのが条件となります。

前置きが長くなりました。iOS6ビルトインカメラアプリの説明をします。

iPhone-5-Camera

起動

普通にカメラアプリをタップして起動する他にロック画面からカメラアプリが起動できます。素早くカメラ撮影する状態になり、撮り逃がしたりしません。方法は、右下の「カメラアイコン」を上にスワイプさせます。

シャッター

シャッターボタンは押した時にシャッターが切れるのではなく、シャッターボタンから指を離した瞬間にシャッターが切れます。指をパッと離すと手ぶれの原因になりますので、ゆっくりホームボタン方向へスライドするようにします。

iPhone純正イヤフォンApple EarPods with Remote and Micを持ち歩いてる方は音声調整ボタン[+] [-] を押すとシャッターが切れます。純正以外でも対応しているイヤフォンだと使えます。私が愛用しているATOMIC FLOYD SuperDarts + Remoteは動作確認しています。

焦点と露出

カメラが焦点を合わせて露出を設定している場所に青色の長方形が短時間表示されます。長方形が消えたら「焦点が合って露出が設定された」ことになります。カメラを動かすと焦点と露出の設定をやり直します。人物の写真を撮る時は、顔検出機能により10人までの顔に焦点が合わせられ、それらの顔の間で露出のバランスが調整されます。検出された顔に緑色の角丸四角形が表示されます。

中心以外に焦点と露出を合わせたい場合は、そこをタップします。顔検出機能が一時的にオフになります。焦点と露出をロックするには、長方形が波打ち始めるまで画面をタッチしたままにします。「AE/AF ロック」が画面の 下部に表示され、再度画面をタップするまで焦点と露出がロックされたままになります。

HDR写真

HDRをオンにするには、画面上部にある「オプション」をタップしてから、HDRを設定します。HDRがオンの場合には、フラッシュは オフになります。デフォルトでは、HDRバージョンの写真に加え、通常の写真も保存する設定になっているので、変更したい場合は「設定」>「写真とカメラ」>「通常の写真を残す」で設定できます。HDR写真は「カメラロール」アルバムでコントロール付きで表示しているときに、HDR写真の 左上隅に「HDRアイコン」が表示されます。

私は常時この機能をオンにした状態で使用しています。

いかがでしたか? 知っているようで知らない部分があったのではないでしょうか。しかし、ビルトイン・カメラアプリではどうしても機能的に不足している、と感じられる方はProCameraCamera+がオススメです。

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