タスポに思う。

毎月1回、嗜好品のコーヒーとタバコをまとめ買いしてます。そこで、タバコ小売り店主とお話しする機会があったのでタスポ導入の近況を伺ってきました。そこは繁華街にある専業店で平日の日中は対面販売および自動販売機で、休日や対面販売時間以外は自動販売機頼みの営業となっています。タスポ導入によって自動販売機での売り上げが8割減となって、全体の収入は半減したそうです。タスポカード普及率が3割に満たないことを考えると合致する数字です。この話を聞くと、福岡や佐賀で起こっている、自動販売機にタスポカードを備え付けたり、呼び鈴によって店主がタスポカードの賞与を行うというニュースは、タバコ小売りを生業にしている方にとって仕方が無いように見えてきます。

自動販売機で購入しなくなった喫煙家はどのようにしているかというと、カートン買いをしたり近くのコンビニで購入しているようです。コンビニ業界では、タバコ需要が増えたことを受けて売り場面積を広げていく計画があるのだとか。昔から下町にあって細々と営業してきたタバコ小売専業店が姿を消していくのは忍びないなぁ…。店主には、ご高齢の方が多いのも気になるところです。

未成年者の喫煙防止という趣旨で導入されたタスポ。確かに、未成年者は自動販売機で購入することは減るでしょう。しかし、未成年者の喫煙が減るかというと、そうでもないような気がします。需要がある限り、形を変えて供給する者が現れるような気がしてなりません。

さて、タスポを導入するにあたり当然費用がかかっています。その費用は、800億円から900億円といわれています。費用の半分は日本たばこ産業から、残りの半分は我々の税金が利用されているのはご存知ですか? なんと400億円もの税金が注ぎ込まれているのです。こんな大金を使ってなにが生まれましたか? タバコ小売専業店を追い込み、まだ使える自動販売機を取り替え環境破壊、なにひとつとして役立っているとは思えない。他にもっとやることがあるんじゃないかなぁと思うのは私だけでしょうか。

この調子で、「未成年者の飲酒防止」という目的で新たな制度が導入されないことを祈るばかりです。

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