Objective Development から LaunchBar 5.5 がリリースされました。今回の目玉は Snippets 機能の追加だと思います。Snippets 機能を簡単に説明すると『ことえり』など日本語入力プログラムに標準で備わっている単語登録機能に似ています。よく使うフレーズを登録しておき、省略語で簡単に呼び出せる機能です。例えば「あけおめ」とタイプして変換キーを押すと「明けましておめでとうございます。」と変換入力できる機能です。なので特別新しい技術という訳ではありません。
ただ、Placeholder (プレースホルダ)機能が合わさることで利便性が生まれてきます。Placeholder 機能とは、特殊な文字列を登録しておくことによって現在の日時やクリップボードの内容に置き換えることができる機能です。まだ Placeholder 変数要素が少ないので、Snippets 専用アプリである TextExpander に置き換わるものではありませんが、双方のいいとこ取りをして使って行きたいと思います。
LaunchBar Snippets のいいところは、Snippets リストを見渡せること。頻繁に使う省略語は覚えているのですが、たまに使うものは忘れてしまいがち。内容を確認したい時は QuickLook 機能で確認できますし、リネームや内容の編集が簡単にできてしまうところが気に入っています。