OS X Mavericks

Osx mavericks

WWDC 2013 基調講演で次期 OS X メジャーアップデートが発表されました。コードネームは「OS X Mavericks(まーべりっくす)」。Mavericksとは、アップルが本拠地を置くカルフォルニア州にある海岸の名前だそうです。これまで使われてきたネコ科の動物名に終止符を打ったことになります。これはアップルが進むべき道を示す大きな変化になりそうな予感です。

OS X Mavericks は、200以上の新機能を搭載して今秋に発売される予定です。基調講演では新しいアプリや新機能を含めて10の新機能が紹介されました。中でも気になったのが、「Finder Tabs」と「Tags」の二つ。どちらとも長年待たれていた機能なので、「やっとか!」というのが正直な気持ちです。今回は新機能と紹介されていますが、この二つの機能は以前から Finder を機能強化するサードパーティ製ユーティリティで実現されていた機能です。しかし、今回はシステムレベルでの対応となるので利便性はそれ以上となりそうな予感がします。

Finder Tabs

ファイルの移動やコピーって頻繁に発生する作業ですよね。あるフォルダからあるフォルダへ移動するのに、ウインドウを二つ並べて移動させたりしてませんか?または、デスクトップへいったん置いて移動先のフォルダを開いて移動させたりしてませんか?これまで不便だと感じていなかったこのような作業がスプリング機能と合わせて Finder Tabs を体験すると「おお、これは便利!」となること請け合いです。

Tags

これはファイルやアプリにファイル名とは別に名前を追加する機能です。これをメタ情報といいます。メタ情報とは、データについてのデータという意味で、ワープロ文章ファイルは文章データとは別に作成日や修正日などの付随情報が付きますよね。この付随情報のことをメタ情報またはメタデータといいます。ファイルに「プロジェクトA」というタグを付けておくと、そのファイルが画像フォルダにあろうと書類フォルダにあろうと「プロジェクトA」仮想フォルダに集めることが出来るのです。iTunes で云うところのスマートフォルダに似ています。

よく使う書類や画像をコピーすることなく管理できるので、これまで以上にファイル管理が楽になります。個々に複製していたファイルも減りディスク容量の確保にもつながります。

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