クリップボードを経由してテキストや画像などのデータを複製する作業のことです。そう俗にいわれる「コピペ」のことです。なにを今更って思われるかもしれません。このコピペがファイルやフォルダに対しても作用することを知らない人が多いのか、なにが何でもドラッグ・アンド・ドロップなんだ、という人をよく見かけます。
Webページのリンク先からダウンロードしたファイルを、ローカルの奥深くにあるフォルダにコピーしたい、とします。
ある人は、ダウンロード・フォルダを新規Finderウィンドウで開き、また新たに新規Finderウィンドウを開き目的の移動先を開き、この2つのウィンドウを横に並べてファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップします。
ある人は、ダウンロード・フォルダからファイルやフォルダをデスクトップへ移動して、今開いているFinderウィンドウで目的の移動先を開き、デスクトップからファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップします。
コピペには、こんな使い方もあるんだと思ってもらえると幸いです。
1. Dockにあるダウンロード・フォルダをファン表示で開きます。
2. 目的のファイルやフォルダをコマンドキーを押しながらクリック。(新規Finderウィンドウが表示されて目的のファイルやフォルダが選択された状態になっています。)
3. コピー(Cmd-C)します。
4. 開いているFinderウィンドウで目的の移動先を開きます。
5. ペースト(Cmd-V)します。
手順を詳細に書いているので、複雑な工程を踏んでいるように感じますが、ファイルやフォルダをコピーしてペーストしているだけです。