OS X用のパッケージ管理システムHomebrewを導入したのには2つの目的がありました。GitとRubyの最新バージョンを使うこと。GitはGitHubを使う上で欠かせないものだし、RubyはSASSとCompassを使うようになったのもあって、安定版Rubyにバージョンアップしてみようと云う気持ちになったのでした。私が使う用途はRubyをバリバリ使うわけでもないので、このままでもいいかなあと考えていました。が、しかし、OS XにプレインストールされているのはRuby 1.8.7です。このバージョンは昨年(2012年6月)に開発終了され、サポートは今年(2013年6月)まで行われ予定通り終了しました。現在の安定バージョンはRuby 2.0.0-p247です。ま、ついでにやっちゃいましょう!って感じです。
環境
OS X Mountain Lion 10.8.4
Xcode 4.6.3
Homebrew 0.9.4
インストール
ターミナルから
$ brew doctor
$ brew update
$ brew install git rbenv ruby-build openssl readline
次に ~/.bash_profile
に eval "$(rbenv init -)
または if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
を追記。
$ source ~/.bash_profile #bash環境設定の更新
$ gem install rbenv-rehash #rehashの自動化
$ rbenv install 2.0.0-p247
$ rbenv global 2.0.0-p247 #2.0.0-p247を使う設定
$ ruby -v #バージョンの確認
このような手順で進み終了。
元の状態(OS Xプレインストールバージョン)に戻すには
$ rbenv global system
余談ですが状態を確認するには
$ rbenv versions #管理しているバージョンを表示
system
* 2.0.0-p247 (set by /Users/acc/.rbenv/version)
ここまでで問題がなければインストールは終了です。
では実際に動作確認してみましょう!
$ irb #Interactive Rubyを起動
irb(main):001:0> 1+1 #計算をしてみる
=> 2 #結果が返る
irb(main):002:0> exit #終了
インストール手順で問題があればコメントいただければ幸いです。